慰安婦問題の疑問点 それってウソでしょ

当ブログは主に日本のネット上でのウソを検証しているので、世界中(特に韓国や中国、欧米の主要メディア)のウソを検証してはいません。

日本の歴史家を支持する声明 187人の著名歴史家

欧米の187人 戦後70年で安倍首相に意見


声明では

「元「慰安婦」の被害者としての苦しみがその国の民族主義的な目的のために利用されるとすれば、それは問題の国際的解決をより難しくするのみならず、被害者自身の尊厳をさらに侮辱することにもなります。しかし、同時に、彼女たちの身に起こったことを否定したり、過小なものとして無視したりすることも、また受け入れることはできません。」

中国・韓国の慰安婦問題に対する姿勢に異議を唱えつつ、日本の右翼が捏造慰安婦と決め付ける事にもクレームを入れています。


続けて
「慰安婦」の正確な数について、歴史家の意見は分かれていますが、恐らく、永久に正確な数字が確定されることはないでしょう。確かに、信用できる被害者数を見積もることも重要です。しかし、最終的に何万人であろうと何十万人であろうと、いかなる数にその判断が落ち着こうとも、日本帝国とその戦場となった地域において、女性たちがその尊厳を奪われたという歴史の事実を変えることはできません。

私も信用に足りる正確な人数は判断できません。
信憑性のあるデータが存在しませんから色々な推定方法で推算すれば、様々な結果が出るのは当たり前です。

計算の元となる基礎的数字なりパラメーターなりが、ある程度説得力を持ちそのメソッドも多くの支持を得られるものならば肯定も出来ますが、秦郁彦氏のようにほぼ断定的に2万人とする姿勢には強い嫌悪感を覚えます。歴史家(学者)の姿勢というよりプロパガンダの色濃いものです。
そういう意味では吉見義明の4.5万人~という推計の方法はある程度理解できます。

「慰安婦」の人数について 1997年 東京地方裁判所 鑑定人尋問吉見義明 中央大学教授

「明確にするのは困難。理由は、軍資料が焼却されたこと、警察資料が公開されていないこと、「慰安婦」の名簿がないこと。警察庁の資料では400名の業者名があるが、女性の個人名は求めていない。」
──あえて人数を推計すれば。 
「陸軍は上から兵100人に1人の「慰安婦」といった。ならば海外の兵員は最大350万人だから、300万として3万人、交代数を入れて6万人、その間で4万5000人となる。ただしこれは上からあてがった数字で、現地の軍が独自に集めた数があるともっと増える。大体8万から20万人とされるが、そんなに不当な数ではない。」



勿論韓国が主張する人数も完全否定はできませんが、その根拠は脆弱な理屈によるものだと思います。

何も数字の大小で言っているのではありません。

声明も述べているように、歴史の本質は単なる数字の確定によるものでもありません。勿論フィクションを排するために重要な要素には違いありませんが、人数よりも問題の本質が何かを示しているので声明の核心部のひとつとも言えます。

さらに声明は
「歴史家の中には、日本軍が直接関与していた度合いについて、女性が「強制的」に「慰安婦」になったのかどうかという問題について、異論を唱える方もいます。しかし、大勢の女性が自己の意思に反して拘束され、恐ろしい暴力にさらされたことは、既に資料と証言が明らかにしている通りです。特定の用語に焦点をあてて狭い法律的議論を重ねることや、被害者の証言に反論するためにきわめて限定された資料にこだわることは、被害者が被った残忍な行為から目を背け、彼女たちを搾取した非人道的制度を取り巻く、より広い文脈を無視することにほかなりません。」

と暗に日本の右翼歴史家を指摘し、その偏狭さを非難しています。
私がネトウヨに問う視点と全く同じ考え方です。

なんか常識的な声明ですが、非難声明ではないので安倍内閣も冷静に分析できるのではないでしょうか。

あるブログではこの声明に対し
「渡部昇一、西岡 力、櫻井よしこ、島田洋一、中西輝政、西尾幹二その他の学者や言論人の反撃を期待したい」と書いておられます。
なんというか全く役不足で笑っちゃいました。187人の歴史家の数もそうですが格が違いすぎますよ。名簿がありますので調べてみてはどうでしょう。経歴と実績のある学者ばかりです。所謂大物が何人も名を連ねています。
ケント・ギルバートやテキサス親父といった人なんて英語を喋れるだけで、影響力もほとんど期待できないでしょう。
私もえらそうに言うことはできないけど、まあ「WILL」や「正論」しか読んでいない向きには、歴史学の実際はわからないでしょうね。

ネトウヨ仲間だけで反撃を期待するのは勝手ですが・・




もしコメントされるなら、以前の記事も読んでからしてくださいね。

アメリカも認めた売春婦? 但し慰安所軍関与説を補完する引用

アメリカも認めた慰安婦は売春婦と同じだったという主張について

いわゆるミッチナ捕虜尋問調書に記載されている次の文章ですが
「A "comfort girl" is nothing more than a prostitute or "professional camp follower" attached to the Japanese Army for the benefit of the soldiers. The word "comfort girl" is peculiar to the Japanese.」

「"慰安婦"とは、軍人にサービスするために日本軍に配属された売春婦、すなわち "将兵専門のプロの娼婦"としかいいようがない。"慰安婦"という言葉は日本人特有のものだ。」
camp followerは直訳では基地の従者ですが前後の文脈からこの訳に違和感はないでしょう。

さてこの文章を元にネトウヨは「慰安婦とは売春婦だとアメリカ軍も認めている」と拡散させています。

単純に考えればそうですが、慰安所に関し予備知識のない米軍が、捕虜は慰安婦と言っているが 、それは米軍の認識では慰安する女子じゃなく売春婦だと説明しているだけです。

「comfort girl?そりゃ一体なんだ?」
尋問するうちに「なんだ売春婦以外何者でもないじゃないか」と判明したのでそう記録したんだと思います。
しかし(comfort girlという概念がアメリカにはなく)「日本人特有のものだ。」と述べているところがキーポイントです。

私たちが慰安婦と売春婦の違いを論争するほど彼らは慰安婦の特異性を認識していたはずがありません。
それを”peculiar to the Japanese”をほぼ無視し、あざとく解釈して慰安婦=合法売春婦説にすりかえていると思いませんか?
しかもたった2人の日本人"the Japanese"="house master"の証言だけですよ。主張の蓋然性は無きに等しいと言えます。 

まあ多くのネトウヨは原文解釈までしていないでしょうから、鵜呑みにしているのでしょう。「ネトウヨは二行しか文章を理解できない」と揶揄される所以だと思いますよ。



「1944年にビルマでアメリカ軍が20人の朝鮮人慰安婦を捕虜にいたしまして、詳しい尋問記録を残しております。その中で彼女たちは日本軍に所属している売春婦だ「"nothing more than prostitute or "professional camp follower"」と結論しております。」 秦郁彦2015年外国人記者クラブ会見  
てかこの人は数学もさることながら英文読解も非常に弱い偏差値36くらいに劣化していますよ。

「慰安所は民間業者が不特定多数の客のために営業する通常の公娼施設とは違います。軍が軍事上の必要から設置・管理した将兵専用の施設であり、軍の編成の一部となっていました」と永井和京大大学院教授が指摘していますが、""comfort girl" is  ****** attached to the Japanese Army"日本軍に所属している売春婦と認識している秦氏は、永井教授の見解と同じで慰安所は軍の密接な関与があったと認めることになります。
秦氏は慰安婦を単なる「売春婦」と言いたいがために「ミッチナ捕虜尋問調書」を持ち出したのですが、「慰安所はいい金儲けが出来ると民間業者が部隊の傍で営業した」という軍責任回避論を覆す引用じゃないですか?


そういった主張をする歴史家に対し著名な権威ある歴史家達が
「特定の用語(この場合売春婦)に焦点をあてて狭い法律的議論を重ねること・・・(は)より広い文脈を無視することにほかなりません。」と諭している訳です。


ネトウヨが喜んで引き合いに出す「マッカーサーも日本は自衛の為に開戦に踏み切った」も良く似た手法です。
文章全体を吟味せず一部の単語だけで意訳(ほぼ意図的に誤訳)・拡大解釈しています。
ここでは本題ではありませんので詳しい説明は改めてUPしたいと思います。

慰安婦強制連行はウソ?

「慰安婦強制連行の嘘」を検証しましょう


あるネトウヨサイトhttp://kenjya.org/ianhu1.htmlに強制連行を否定する主張の数々が列記されていたので、疑問点を述べてみたいと思います。

賢者の説得力というメインベージのタイトルですが「慰安婦強制連行の嘘」のページでは全く説得力のない主張がやたらと出てきます。




「以前私が調べた範囲内で言えば、もっとも多かったのは、親に売られ、同国人たとえば韓国人女性なら韓国人の女衒によって、慰安所に連れて行かれたというケースです。つまり、当時の法制下では合法的な商行為だったわけです。」
秦郁彦 SAPIO 
2005

彼の著書『慰安婦と戦場の性』に彼が信憑性の高いとする証言を9つ取り上げています。以前調べた範囲内というのはこの事でしょう。

「おそらく、(略)大多数を占めるのは、前借金の名目で親に売られた娘だったかと思われるが、それを突きとめるのは至難だろう。」(386P)と持論を述べていますが、その証言の中で朝鮮人経営者の内輪話としての伝聞証言が親に売られた事例と解釈できますが、時でも親が同意しようが人身売買は違法でしたよね)他の8件にはそのような証言はありません。

騙されて慰安婦にさせられた例が多く、自由意志による売春の例は一つもありません。それにも拘わらず「つまり、当時の法制下では合法的な商行為だったわけです。」と断定しています。

「それを突きとめるのは至難だろう。」と言っているのに「もっとも多かったのは、親に売られ・・ 」とはどう飛躍したら言えるのでしょう。突きとめたなら発表して下さいよ。


「仮に強制連行が行われたとすると、そのためには軍が一大作戦行動として出動しなければ不可能である。
この作戦にどういう名称があるのか。この作戦の企画・立案の文書と発令される指令文書等、膨大なものを必要とする。本当に強制連行をしたならば、様々なところに散らばったであろうそうした文書が、ただの一件も発見されないということは考えられない。」
藤岡信勝 「歴史教科書との15年戦争」
 

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まあ確かに絵にあるような作戦を否定するにはいい方便でしょうが、じゃあ慰安婦数が右派に分かり易いように2万人だったとする秦郁彦の説どおりならば、朝鮮人慰安婦の数は多く見積もっても1万人です。その内、軍が直接連行していないという明らかな証拠が残されていますから、仮に5000人確保するため軍が直接出動したとします。

7年間では1年に700人程度、月換算なら60人、1日2人程度、しかも平城やソウルと限った訳ではないのです。一大作戦行動とはえらい大袈裟じゃないですか?
口頭伝達での範囲内です。

前にも述べたように、所謂「バターン死の行進」や泰緬鉄道建設の英軍捕虜動員の企画・立案の文書と発令される指令文書等は一切見つかっていません。
ならばネトウヨはそのような事実も無かったと思うのですか?
強制連行なんて軍としての正規の作戦じゃあるまいし、もしやるとすればむしろ隠密作戦の体裁だったでしょう。

いわば裏の仕事に仰々しく文書を残すことはあえりえないと思います。「なおこのテープは自動的に消滅する」的な指示だったでしょう。
脱税しようとする人間が領収書や出納帳をきっちり残したりしますか。だから文書が残っていないのも充分考えられます。
「文書がただの一件も発見されないということは考えられない」とは教授の肩書きが泣きますよ。もう少し硬直した頭をほぐして下さい。


「朝鮮半島で20万もの大規模なアフリカの奴隷狩りのように道を歩いている女性を捕まえてトラックに乗せたり、家の中に入ってきて銃剣で脅して連れていったりすれば、朝鮮半島の中に朝鮮の人たちが残した記録が必ずあるはずである。日記なり何なりで。」
中西輝政  フジテレビ報道2001

そもそも韓国は朝鮮人慰安婦が20万人と言ってませんよ。
http://www.hermuseum.go.kr/japan/sub.asp?pid=137

藤岡氏と同じような主張ですがそんな何百年も前のような幼稚な事を、いくらなんでも20世紀の日本軍がするはずがありません。
併合した朝鮮や台湾では皇民化教育がなされ、皇軍は絶対的な権威と規律を誇っていました。

もしやるならもっと巧妙にしたと思いますよ。確かにそんなことがあれば記録が残っているでしょうが、中西氏は強制連行とはそんな極端な事しか頭に浮かばないのでしょうか。

確かに一部韓国人が主張する内容は上記の絵のように概ねそのレベルの話が多いのですが、それでもしっかりした知識人はそんな感情的に訴えやすいだけの強制説は取っていませんよ。事実韓国政府の主張に直接的にはそんな表現はありません。


「募集すれば、いくらでも希望者はいたのである。それをわざわざ貴重な軍の労力を使って連れてくるようなことはしない。」
すぎやまこういち 正論2007/9月号

「募集すれば、いくらでも希望者はいた」と物語る記録はないでしょう。完全に妄想です。
相川平松(元日本軍憲兵)の話なら以前に指摘しています。


「戦争が激しくなると、贅沢はいけないということになり、朝鮮の花柳界にあまり人が行かなくなる。それで業者が慰安婦を連れて戦場に行ったというような記録もある。」西岡力

そういった事もあったでしょうが、業者が芸伎を出し渋ったという記録もあります。

「倉橋正直・愛知県立大学教授は、朝鮮で発行されていた新聞「毎日日報」に1944年10月と11月の2回、「『軍』慰安婦急募」という広告が出ていた事実を挙げて、1944年になっても売春婦型の慰安婦の募集があったと」主張する。
…慰安婦が全て強制連行されたのなら、広告の必要はない。朝鮮の新聞に募集広告があったことは、強制連行がなかった証拠である。」
西岡力 「よくわかる慰安婦問題」

「慰安婦が全て強制連行されたのなら」と前提を入れていますが、広告があった事で「強制連行がなかった証拠である。」とは教授らしからぬ飛躍した結論ですね。どういう思考回路をお持ちなのでしょう。

少なくとも「慰安婦は
全て強制連行されたというを否定する証拠だ」ならわかりますが、強制連行がなかった結論にはならないでしょう。
全くよくわからない慰安婦問題の説明です。

以前にも書きましたが、強制連行が100%なかった証拠がないにも拘わらず、
100%なかったと言い張る無理は見苦しいじゃありませんか?


慰安婦の募集は中国や他の占領地では軍主導であったと思われますが、私は朝鮮や台湾ではもっぱら警察や行政が徴集役に関わったのだと思います。

アメリカの対日非難決議が出される前に議会に提出されたれた報告書にもそのような内容が記されており朝鮮半島における「強制連行」の記述は一切ありません。
 
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